東海建商が取り扱っている型枠は、大きく分けて「バンノーパネル」と「BPパネル」の2種類。それぞれに、パネルやコーナーなどの細かい製品が展開されている形です。
主力製品の一つである「バンノーパネル」(画像)の最大の特徴が、その耐久性の高さ。特殊強力鋼板(1.6mm)を採用することで、500回以上の使用に耐えられる耐久性を誇ります。専用金具が用意されていることから、組立やバラシの労力が従来の約1/5まで省力。全ての寸法の組立が自在にできる伸縮パネル仕様、取り外し後の美しい仕上がり、受注生産による寸法のカスタマイズ性など、現場目線の様々な特徴を備えた鋼板型枠です。
東海建商は、1977年に愛知県で創業した建設資材・地盤工事会社。2022年4月現在、仙台、埼玉、東京、千葉、千葉西、神奈川、一宮、大阪、広島、福岡と10ヶ所の拠点を置き、全国に広く自社製品の販売を展開しています。
創業当初からの主力業務は鋼製型枠の製造・販売。2022年現在では、住宅基礎鋼製型枠製造・販売をメインに、ユニット鉄筋販売、鋼製型枠関連部品製造販売、住宅基礎工事請負、地盤調査、地盤改良工事などの幅広い事業を展開しています。
1997年には、業界に先駆けてベタ基礎一体打ち工法を考案。2003年には、品質における国際規格「ISO9001」を取得。2006年には、エクセン株式会社との共同開発によるOEM製品の販売を開始。顧客に役立つ製品、顧客が安心して使える製品の開発に向け、高い熱量で進化を続ける会社です。
型枠パネルそのものの技術力はもとより、工法の開発にも余念がない東海建商。大手メーカーが多数採用している業界初の「ベタ基礎ベース立ち上がり一体打ち工法」は、他でもない東海建商が開発した工法です。 浸水防御、ポンプ車の出動回数の半減、美しい仕上がり、工期短縮など、現場の「こうしたい」を叶える注目の工法。従来の工法では10日間かかる工程が、東海建商の一体打ち工法により7日間まで短縮されます。
全国の多くの建設業者で導入されている東海建商の型枠ですが、同社の公式サイトでは、具体的な導入事例が紹介されていませんでした。
導入事例は紹介されていないものの、耐久性の高さや豊富に用意された各種部材から、非常に幅広い建設物に対応している型枠であることが分かります。鉄鋼基礎、土留、側溝など、現場の用途に応じて自在に設置することができるでしょう。
コストカットにつながる!
コンパネ種類別で選ぶ型枠メーカーはこちら
耐久性の高い型枠の製造に加え、一体打ち工法などのオリジナル技術で現場をサポートする東海建商。同社の公式サイトには、問い合わせや資料請求、見積依頼のフォームが用意されているので、関心のある方は、気軽に利用してみましょう。
堅牢さや強靭さ、耐久性などが品質の前提となる型枠ですが、一方で、施工対象の建設物に適した型枠を選ぶことも大切なポイント。建設物の種類に応じた最適なシステム型枠を導入することこそ、工期短縮や省力化につながることを忘れずに型枠選びをしていきましょう。
大きく3つに大分される型枠の素材ごとに、おすすめのメーカーをご紹介しています。
・一般的に広く使用されている木製合板
・残材を気にしなくてよいと近年注目の樹脂製
・インフラ土木などでも活躍している鋼製