オーイケは、型枠の脱型作業が不要な薄肉コンクリート製の残存型枠を取り扱っています。「プロテロックメークシリーズ」は、組立や加工が簡単で取り外す必要がないだけでなく、割石模様の表面加工など、意匠バリエーションが多彩であることが特徴です。
「プロテロックピアスワンダーシリーズ」は、多数の穴を設けることで製品の軽量化を可能とし、より機能性とコストダウンを実現。即時脱型製品ですが、意匠性が高く、施工時のモルタル漏れの跡も残りません。
1970年創業、1976年に設立された会社。残存型枠を事業として取り扱う「環境インフラ事業部」、太陽光発電施設の開発や売電を手掛ける「太陽光発電事業部」、不動産の開発や管理、買取を手掛ける「地域開発事業部」の3本柱で構成されています。
道路や河川などで活用されるコンクリート製品のほか、大型積みブロックやクレーン基礎などのコンクリート二次製品の取扱いが多数。そのほかにも鋳鉄製品やゴム製品、プラスチック製品などを幅広く取り扱っています。
オーイケが取り扱う残存型枠は、コンクリート内部の補強材にエポキシ樹脂電着塗装技術により防錆処理が施されています。錆びによるコンクリート膨張破壊を抑止する働きがあり、耐久性に優れていることが特徴です。
現場での組立や加工が容易であり、構造物と一体化するため廃棄材の発生もなく、処理費用を削減することが可能。ピアスタイプは、型枠に無数の小孔が開けられており、どのようにカットされても貫通孔により組立ができる構造になっています。
公式HPには、残存型枠工法の施工事例として、重力式擁壁工事や砂防工事、湖法面補修工事、道路工事などが紹介されており、土木建設の現場がメインであることがわかります。
住宅建築、ビル建築、土木建設など、建設物によってマッチする型枠は異なり、型枠の素材もプラスチックや金属などさまざまです。型枠を選ぶ際には、建設物に対応しているか、作業効率やコストの面でメリットがあるか、などをポイントとして型枠メーカーを検討するようにしましょう。
コストカットにつながる!
コンパネ種類別で選ぶ型枠メーカーはこちら
オーイケが取り扱っている残存型枠は、軽量で組立や加工がしやすく、型枠施工のトータルコストを抑えられるシステム型枠です。システム型枠は、ユニット化や部材の改良などにより作業効率を向上させることができる型枠で工数や工期の削減も可能。
なかには、複数回の転用も可能なものもあるため、コストを大幅に抑えることもできます。システム型枠を選ぶ際には、対応建設物とともに適用部位を確認してから型枠メーカーに依頼することが大切です。
大きく3つに大分される型枠の素材ごとに、おすすめのメーカーをご紹介しています。
・一般的に広く使用されている木製合板
・残材を気にしなくてよいと近年注目の樹脂製
・インフラ土木などでも活躍している鋼製