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型枠と環境負荷

型枠で環境負荷が生じる3つのポイント

製造

型枠材料の製造では、合板や木材、金属、プラスチック等の原料採取・加工段階で多くのエネルギー消費と温室効果ガス排出が発生します。特に合板用ベニヤは木材の伐採や輸送が伴い、化石燃料由来のエネルギー消費が環境負荷を高めます。また、製造過程で使用される接着剤や化学処理も環境負荷要因です。ライフサイクル全体で原料選択や製造効率が評価される必要があります。

施工

現場での型枠施工は、組立・解体に伴う機械稼働(重機・トラック等)による燃料消費やCO2排出が主な環境負荷源です。また、反復作業による輸送や現場内作業効率が低いと燃料消費が増加します。施工性が悪い型枠は作業時間が長くなり、機械稼働時間が延びることで環境負荷が増大する原因です。再利用可能な型枠を用いた工法は環境負荷・コストの低減に寄与します。

廃棄

型枠の廃棄段階では、木製やプラスチック製残材が産業廃棄物として処理され、分別・運搬・焼却・埋立て等で環境負荷が発生します。素材によってはリサイクル可能ですが、不適切な分別や処理体制は廃棄処理時の負荷が大きくなる原因です。金属型枠は比較的リサイクル性が高い一方、プラスチック系残材は処理負担が重い場合があります。再利用・リサイクルの促進が重要です。

材料別に見る型枠の環境負荷

木製合板型枠

木製合板型枠は再生可能資源である木材を原料とし、比較的製造時のCO2排出量が低いとされますが(合板のGHG排出量は製造体積当たり高めの値も報告あり)、原木調達や輸送での環境負荷、使用回数の制限による廃棄頻度が課題です。間伐材や認証木材の利用が環境負荷低減に寄与します。

鋼製・アルミ型枠

鋼製・アルミ型枠は製造に要するエネルギー量やCO2排出量が大きい素材ですが、非常に耐久性があり繰り返し使用回数が多い点でライフサイクルでの環境負荷削減につながります。特にアルミは軽量性で施工効率を高め、鋼は高い剛性・再利用性で廃棄量の抑制に効果的です。

樹脂/複合型枠・システム型枠

樹脂や複合素材を用いた型枠は、リサイクル性や耐久性の高さから環境負荷低減が期待されます。再生プラスチック系型枠はCO2排出削減や廃棄物削減を目的とする製品も登場しており、長寿命化で使用回数を増やすことでLCA上の負荷低減につながります。

法規制・公的な動き

日本の建設分野における法規制・公的な動きでは、環境負荷低減や持続可能性が重要視されています。例えば、建設リサイクル法は建設資材の分別解体や再資源化を義務付けている法律です。

また、グリーン購入法では公共機関が環境配慮製品を調達することを義務化し、近年は合板型枠など建設関連品目において、間伐材・合法性の証明などの環境配慮条件が特定調達品目として設定され、環境性能の高い資材調達が促されています。加えて、熱帯材削減の取り組みでは、自治体等の調達方針において適切に管理された森林の木材利用や森林認証材の優先調達が推進され、海外熱帯雨林の減少抑制や合法性・持続可能性の配慮の取り組みが重要です。

さらに、エコマーク制度やクリーンウッド法なども連携し、公的調達での環境認証・証明を通じた持続可能な木材利用が後押しされています。

環境負荷を下げる型枠選定チェックリスト

環境負荷低減の型枠選定では、再利用回数やリサイクル性、素材の環境配慮認証、輸送距離・重量、熱帯材の抑制、現場での効率性などの確認が重要です。また、廃棄・リサイクル回収計画やLCA評価に基づくCO2排出量、現場の廃棄物削減策も評価ポイントとして盛り込み、環境負荷と施工性を両立した選定を行います。公的チェックシート等で再生材利用や熱帯材抑制、再使用促進も確認すると実務的です。

まとめ

日本の建設分野では、建設リサイクル法により建設副産物の再資源化・廃棄物削減が進められています。さらにグリーン購入法では公共調達で環境配慮品の利用が義務付けられ、合板型枠でも間伐材・合法木材利用の製品が特定調達品目に追加されている状況です。加えて、熱帯材削減や森林認証材の調達促進など、公的な環境配慮の動きが強まっています。

建設物別におすすめのシステム型枠メーカー3商品を紹介!
【コンパネ種類別】
おすすめ型枠メーカー3選

大きく3つに大分される型枠の素材ごとに、おすすめのメーカーをご紹介しています。

・一般的に広く使用されている木製合板
・残材を気にしなくてよいと近年注目の樹脂製
・インフラ土木などでも活躍している鋼製

使いやすさが魅力の
合板型枠
のおすすめメーカーは
三基型枠工業
三基型枠工業_キャプチャ

引用元:三基型枠工業
http://www.sankikatawaku.co.jp/

おすすめの理由
  • マレーシアの現地法人から一括仕入れ・自社工場生産・直輸入することで、低コストかつ安定供給を実現
  • Rパネルやレリーフ型枠なども小ロットから受注生産可能
長く繰り返し使える
プラスチック型枠
のおすすめメーカーは
フォービル
フォービル_キャプチャ

引用元:株式会社フォービル公式HP
https://kwa5ykjyax.lp-essence.com/

おすすめの理由
  • 経験が浅くても早く正確に施工ができる組立式システム型枠を生産(特許取得)
  • 役物加工が不要になるほか、既存の合板型枠とも組み合わせて使える
建築から土木まで活躍
鋼製型枠
のおすすめメーカーは
戸田工業
戸田工業_キャプチャ

引用元:戸田工業株式会社公式HP
https://www.toda-mold.co.jp/

おすすめの理由
  • 橋梁、高速道路、PCa、耐震補強、新幹線の軌道スラブなど、幅広い納入実績がある
  • 多数の特許や意匠登録があり、複雑な型枠にも対応できる
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