木材を薄く切ったベニヤを直交方向に重ねた合板をコンクリート型枠として製造しています。コンパネとも呼ばれる型枠用合板は、厚さ12mm、600mm×1800mmのニロク、サブロクの2つのサイズが主流です。
主にラワン材を使用していますが、森林資源保護の観点から、合板の一部、またはすべてを別の樹種に変えた型枠用合板にも対応。国内大手商社やメーカーと直接取引を行い、さまざまな商品を取り揃えているだけでなく、取引先倉庫からの直送により、大ロットにも対応することが可能です。
1951年に住宅用建築材の販売から事業をスタートし、時代の流れに合う形で、現在では型枠資材を中心とした事業を展開しています。複数の自社倉庫を構えているほか、大手商社やメーカーの倉庫から直送することも可能であるため、安定した商品の供給が可能です。
直接取引により中間マージンをカットすることができるため、より良いものをより安く提供することが可能。豊富な在庫量と徹底した在庫管理により、ニーズに合った商品をスピーディーに提供することができます。
建築や建設の現場が求める規定のサイズでコンクリート型枠合板やコンクリート型枠用塗装合板、普通合板などを製造する技術を有しています。また、南洋材の伐採制限により、岐阜県から合法的に伐採されたと証明を受けた岐阜県産桧で型枠用塗装合板を製造するなど、臨機応変な対応も可能。
型枠の補強、固定用として用いられる桟木にも国産材を使用することで、県産材や国産材を一定量使用しなければならないとする公共工事の発注にも対応することが可能です。
公式HPには施工事例についての情報は記載されていませんでした。ただ、木製型枠材の素材の調達の状況などから、公共工事を含む土木の分野や建築に関するコンクリート構造物の型枠として活用されていることがわかります。
型枠メーカーは、金属やプラスチック、木材などさまざまな素材で型枠を製造していますが、その用途は住宅建築、ビル建築、土木建設など多岐にわたります。対応建築物によって向き、不向きがあるため、建設物の種類で型枠メーカーを選ぶことが大切です。
コストカットにつながる!
コンパネ種類別で選ぶ型枠メーカーはこちら
マルト太洋木材は木製のコンクリート型枠を取り扱っています。木製型枠は、軽くて加工しやすく曲線にも対応しやすいことが特徴。なかには転用ができるタイプもあります。
一方、システム型枠は木製型枠のように施工に高度な技術を要することがなく、短時間、少人数で施工することが可能。木製型枠とシステム型枠を併用することにより、作業効率の向上や型枠施工のコストカットを実現することができます。
大きく3つに大分される型枠の素材ごとに、おすすめのメーカーをご紹介しています。
・一般的に広く使用されている木製合板
・残材を気にしなくてよいと近年注目の樹脂製
・インフラ土木などでも活躍している鋼製