デュポン・スタイロは、押出法ポリスチレンフォーム断熱材「スタイロフォーム」と特殊フィルムを一体成型加工した床スラブ型枠兼用断熱材「ピットワーク」を取り扱っています。型枠合板を必要としない捨て型枠工法により、バタの上にフィルム面を下側に直接敷き並べるだけなので作業コストの減少が可能。
熟練の技術を必要としないため、作業工程の短縮・省力化を実現することができます。施工時に不要となった端材は、回収して再利用することも可能であり、地球環境にも優しい商品です。
引用元:デュポン・スタイロ公式HP(https://www.dupontstyro.co.jp/styrofoam/product/pitwork.php)
デュポン・スタイロは、1982年に設立した会社で、その前身となる旭ダウ株式会社、ダウ加工株式会社の時代からスタイロフォームやウッドラックなどの商品を提供しています。阪神大震災被災地や新潟中越地震被災地にスタイロフォームを無償提供したこともあり、2017年には、JIS A 9521(建築用断熱材)認証製品の製造をスタート。
親会社がダウ・デュポンとなってからは、アメリカやカナダなど、海外拠点も活用しながら優れた断熱材、保温材で熱環境をリードし続けています。
型枠兼用断熱材であるピットワークには、高い断熱性能を持つスタイロフォームの技術が活かされています。水の重さの1/30の軽さでありながら、圧縮性に優れ丈夫であることから、集合住宅などの内断熱構造のひとつとして床スラブにも使用することが可能です。
機能性に優れているだけでなく、ノンフロン、グリーン購入法適合、シックハウス対策も実現しており、製造工程における廃棄物や排出物も削減することができます。
ピットワークを構成するスタイロフォームは、ポリスチレン樹脂の薄膜で仕切られた無数の独立した気泡の中に熱伝導率の小さいガスを閉じ込めることにより、性能が安定した断熱材として活用できます。鉄筋コンクリート造の型枠兼用断熱材としてマンション建築などに対応することが可能です。
一方、土木建設用やビル建築用に型枠を製造している型枠メーカーもあります。どんな建築物に対応しているかをポイントとしてメーカーを選ぶようにしましょう。
デュポン・スタイロは床スラブ型枠兼用断熱材を取り扱っていますが、コンクリート用システム型枠を手掛けている型枠メーカーもあります。システム型枠は、プラスチックや金属でできた型枠であるため、転用が可能でコストを抑えることも可能です。
施工作業を単純化、効率化することも可能であるため、熟練の技術を必要とせず工期を短縮することもできます。システム型枠には、住宅建築用、ビル建築用、土木建設用などがあるため、建設物に合ったものを選ぶようにしましょう。
選定基準として、2022年2月1日時点において「型枠パネルメーカー」でGoogle検索した型枠製品を扱うメーカー55社の中から、下記条件の型枠メーカーをピックアップしています。
・作業効率性として:システム型枠であること
・転用回数の優位性があるものとして:プラスチック製もしくは鋼製であること
・信頼性として:HPで施工実績が分かるもの
さらに施工事例から対応している建設物の多さから判断し、住宅・ビル・土木に選別。建て込み時の工数がより簡易なものをおすすめとしています。
※2022年2月1日時点