共生で行っている共生残存型枠「フォームレス工法」とは、ダムや堰堤などコンクリートを使用している施工型枠の表面にコンクリートブロック、間伐材、嵌合式U形鋼板などを残置する技法です。
残存型枠工「フォームレス工法」の種類には、組立が簡単で施工時間の短縮が期待できる「SSSフォームレス」、皮付き丸太材から半割状態の木材まで使用できる「間伐フォームレス」、コンクリート製の堰堤や擁壁の壁面材に採用する型枠工法「林立フォームレス」があります。
共生の4つの事業とは、自然環境を壊さず災害の備えや緊急対策を考えた「砂防・治山構造」、道路のブロックや土壁などの「擁壁構造」、再生可能エネルギーの「再生事業関連付帯工」、森林資源の活性化を図った「間伐材・竹材」です。共生では低コストで広くニーズに応えられるよう、更に機能の充足と高い施工性、自然への調和を心がけています。
軽量で加工がしやすい共生の鋼製残存型枠「SSSフォームレス工法」は、現場で加工ができて最大リフト2mというコンパクトさが特徴で、リフト毎の取り替えの手間が無く打設回数が減らせるというメリットがあります。結果、経費削減に繋げることが可能です。リフトの取り換えなどの対応を考えている会社であれば、SSSフォームレス工法は向いている工法といえるでしょう。
崩れる恐れのある堤防や土砂を抑制して固定する建造物を「不透過型砂防堰堤」と言います。不透過型砂防堰堤では、現地で発生した土などを有効活用したり、粘土などが多い場合はセメント混合(INSEM化)したりします。壁面材は鋼矢板やコンクリートブロックなど現場の状況に合ったものを使用。基礎地盤が悪い場合には下流面緩傾斜で対応し、条件の悪いところでは二重鋼矢板基礎を併用する掘削レス工法を採用します。
コストカットにつながる!
コンパネ種類別で選ぶ型枠メーカーはこちら
共生の残存型枠工は、堰堤や河川護岸擁壁・落石防護擁壁などの埋殺し型枠として使用が可能です。嵌合式U形鋼板セグメントのほか、間伐材を用いた施工も行える点が特徴です。
システム型枠を選ぶ際は、実際に建築を行う建物に合わせて素材・コスト面などから検討するとよいでしょう。
大きく3つに大分される型枠の素材ごとに、おすすめのメーカーをご紹介しています。
・一般的に広く使用されている木製合板
・残材を気にしなくてよいと近年注目の樹脂製
・インフラ土木などでも活躍している鋼製